多肉植物は、見た目がおしゃれということで人気が出てきています。
部屋のインテリアの一部として多肉植物を育てているという人も多いようですね。
この多肉植物ですが、育ってきて大きくなったり、
部屋の好みなどの問題で、鉢を植え替える場合があると思います。
実際、植物を育てるときは、大きな株に育てる場合や、同じ鉢で1年以上経ったものは、土の入れ替えや植え替えが必要になってきます。
でも、この植え替えで失敗してしまう場合もあります。
今回は、この多肉植物の植え替えで失敗しやすい原因や対策などについて紹介します。
植え替えで失敗する理由
では、多肉植物を植え替える場合に失敗しやすい項目を紹介します。
大きすぎる鉢を使う
多肉植物の株を大きくしたいという目的で、
今のサイズよりもかなり大きめのサイズの植木鉢に植え替える場合があります。
ただ、これは失敗しやすくなります。
鉢を大きくしたいなら、少しずつ段階的に大きさを変えていくようにしましょう。
急に大きすぎる鉢に植え替えるのはよくありません。
ポイントは、植物の根が育つときに、鉢の縁に当たるようにすることです。
多肉植物の場合、土の上に出ている見える部分に注目しがちです。
でも実際には植物の根も重要です。
植物の根は、植物の種類によって根の張り方はまちまちです。
特に、鉢植えの植物は、根を張るときに、鉢の縁にそって伸びる傾向があります。
大きすぎる植木鉢に植え替えると、根はどんどん横に広がるような張り方になります。
結果として、鉢の中央部分は根がスカスカになってしまいます。
これは不自然な根の張り方になるため、植物にとってはあまりよくない育ち方になります。
他にも、大きすぎる植木鉢では水やりにも問題があります。
大きすぎる植木鉢の場合、どうしても水やり後に湿気が残りやすくなります。
大きすぎる植木鉢にすると、土の量も多くなりますので、
水やりをすると、必要以上に土が湿気を帯びることになります。
植物には水分は必要なのですが、多すぎる湿気は根腐れの原因になってしまいます。
特に多肉植物は根腐れしやすい植物ですので、より問題になります。
実際、多肉植物で失敗するのは、水やりで失敗して根腐れすることです。
そのため、植木鉢のサイズは植物の大きさに合わせるようにしましょう。
そして、水やりも必要な分だけにしましょう。
時期を間違える
多肉植物には、植え替えに適した時期があります。
これは多肉植物の種類によって違いはあります。
この時期を間違えて植え替えると多肉植物が弱ってしまい、枯れてしまうことがあります。
植え替えのタイミングは、生長期に入り始めた時期にします。
生長期は多肉植物の生育タイプによって異なります。
生育タイプには
・夏型種
・冬型種
・春秋型種
の3つに分かています。
植え替えの時期の目安としては、
夏型種の場合は3~6月
冬型種の場合は8~11月
春秋型の場合は3月~4月
がいいでしょう。
タイミングを間違える
多肉植物の植え替えには適切な時期がありますが、
それ以外にも植え替えるべきタイミングがあります。
もし以下の項目に該当するのなら、もう植え替えをする必要があります。
・鉢底から根が出てきている
・鉢いっぱいに生育している
・下葉が落ちてそこから根が出てきている
・外側の葉が枯れてきている
・一年以上植え替えをしていない
鉢植えの多肉植物の場合、長期間植え替えしないと、鉢土の団粒構造が崩れてしまい、水はけが悪くなって根腐れを起こしやすくなります。
また土の中の栄養分も減ってしまうため、生育も悪くなってしまいます。
そのため多肉植物は定期的な植え替えをする必要があります。
特に多肉植物は、植え替えをすることで順調に育っていく植物なので、できれば毎年植え替えを行いましょう。
まとめ
多肉植物の植え替えで失敗しやすい項目を紹介しました。
意外に間違えやすいのが、鉢の大きさです。
面倒ですが、サイズは少しずつ変えていきましょう。