多肉植物を育てるのに土を使う場合が多いと思います。
(土なしでも育てることはできます)
こんな園芸で使う土は、ホームセンターで買うのが一般的ですが、
100円ショップでも土は売っています。
最近の100均の園芸コーナーは、土だけでも種類が増えてきました。
また100円で気軽に買えるので、使っているという人も多いと思います。
ただ、てきとうに土を買ってしまうと、失敗することもあります。
そこで、100均で土を買う場合の選び方のポイントを紹介します。
100円ショップの土は危険?
100円ショップで土を買ってきて使ったのはいいけれど、
途中で虫がわいてきたり、きのこが生えてしまったり・・・といったことを聞いたことはありませんか?
実際、虫がわいたりキノコが生えることがあるようです。
では、100円ショップの土は質が悪いので、使ってはいけないのでしょうか?
実は、そんなことはありません。
100円と値段がかなり安いので質が悪いように思えてしまいますが、
値段が安いのは量が少ないからです。
ホームセンターの場合、土は大きな袋で売られています
逆に100円ショップでは、小さな袋で少量だけ売っています。
グラム単位で計算すると、それほど値段はかわりません。
ただ、100均の土から虫がわいたり、といった話は事実のようです。
(実際、100円ショップの土から虫がわいてきたという経験があります)
ただ、これはホームセンターで買った土でも同じようなことが起こることがあります。
これは、どこで土を買っても起こる可能性があるということです。
100円ショップの土の選び方
土から虫がわいたり、
きのこが生えてきたり、
変な雑草が生えてきたり・・・。
こういうことが起こりにくくするための土の選び方があります。
これはどこで土を買う場合でも同じなので、100均で土を買う場合も参考にしてみてください。
どれも簡単な方法です。
土の粒が崩れていないものを選ぶ
お店では土は袋に入っていますが、袋の中の土の粒を確認してください。
土が粒状になっていることは重要なポイントです。
土のよさには、水はけがよかったり、通気性がよかったり、という部分があるのですが、
粒が崩れてしまっていると、この2つがなくなってしまいます。
そのため、もし袋の中の土が砕けて粉のようになっていたり、微塵状になっているものは、選ばないようにしましょう。
黒い土は避ける
100円ショップの土には、観葉植物用だったり、多肉植物用だったりと、いろいろな土が売っています。
こういった土は、いろんな土をブレンドさせたものになっています。
さて、黒い土を避けるということですが、「黒い土 = 悪い」というわけではありません。
ただ、室内で育てることが多い多肉植物の場合、少し問題になります。
色が黒い土は、「ピートモス」「ココヤシピート」「腐葉土」といった、葉や植物繊維を粉砕して混ぜたものになっています。
こういった土からは、虫が出やすくなっています。
屋外なら特に問題にならないのですが、室内で虫がわくと大変です。
また、室内は屋外よりも温度が高く、通気や日当たりなども屋外と違うのも虫が出やすい原因となっています。
ホームセンターで売っている土の場合、室内で使うものは、事前に熱処理がされていたりします。
そのため、虫が出にくいのですが、100円ショップでは熱処理していないものが大半のようです。
黒い土がすべて悪いわけではないのですが、室内で使うのなら避けたほうが無難でしょう。
繊維が見える土は避ける
これも黒い土と似た話になりますが、多肉植物用の土などのブレンドされた土にあります。
黒い土でなくても、袋の中を見たときに、繊維状のものが見える場合は、避けたほうがいいでしょう。
繊維状のものは、例えば植物の茎や葉が枯れたものだったり、ヤシの実の繊維のようなものだったりします。
こういった繊維状のものが混ざっていると、変な雑草が生えてきたり、虫が出る場合もあります。
屋外で使うのなら問題にはなりませんが、室内で使うのであれば避けるのが無難です。
多肉植物にはどの土がいい?
100円ショップには、いろいろな種類の土が売っています。
では、多肉植物用の土にはどの土がいいのでしょうか?
最近では、100円ショップでも多肉植物用の土というものが売っています。
基本的には、この土を購入するといいでしょう。
ただ、多肉植物用の土だけでなく、容器に最初に「赤玉土」を入れるといいでしょう。
また、水はけが悪い容器を使う場合や、鉢穴がない容器の場合は、
最初に「ゼオライト」や根腐れ防止剤を入れると、根腐れしにくくなります。
多肉植物の失敗で一番多いのが根腐れなので、最初の土の段階で一工夫いれるといいでしょう。
まとめ
100円ショップで土を購入するのなら、
・土の粒が崩れていないものを選ぶ
・黒い土のものは選ばない
・繊維状のものが混ざっているものは選ばない
というポイントを注意してみてください。